小学校高学年で算数につまずく理由とは?割合・速さ・分数の乗り越え方

小学校高学年で算数につまずく理由とは?割合・速さ・分数の乗り越え方

「計算ドリルはできるのに、文章題になると急に手が止まる」「割合や速さの単元から、算数が苦手になった気がする」――岐阜市・各務原市の保護者の方から、こうした声を耳にすることがあります。小学校高学年は、算数の内容がぐっと抽象的になり、つまずきが表面化しやすい時期です。この記事では、小学校高学年で算数につまずきやすい理由や代表的な単元、家庭・塾それぞれでできる対策について、順番に解説していきます。

小学校高学年の算数でつまずきが増えるのは、この時期に「目に見えない量や関係」を扱う抽象度の高い単元が集中しているためだと考えられます。まずはこの前提を知っておくことが、対策の第一歩になります。

なぜそう言えるかというと、低学年〜中学年の算数は、具体物や図を使って理解できる内容が中心だったのに対し、高学年になると割合・速さ・分数の計算など、言葉の意味や数量同士の関係を頭の中で整理しながら考える単元が増えていくためです。公式やパターンだけを覚えて乗り切ろうとすると、少し文章を変えられただけで解けなくなってしまうことが少なくありません。

例えば、岐阜市・各務原市の小学生でよく見られるケースとして、計算問題は正確に解けるのに、文章題になると何算を使えばよいか分からず手が止まってしまう、というパターンが挙げられます。「割合の問題で、何をかけて何で割るのか毎回迷う」「速さの単位変換でつまずく」といった声も、こうした抽象度の上昇が背景にあることが多いようです。

つまり、高学年の算数のつまずきは、特定の単元に集中して起きやすい傾向があります。まずは「どの単元で、何につまずいているのか」を具体的に把握することが、遠回りに見えて実は一番の近道です。

2. つまずきやすい単元①「割合」

割合は、小学校算数の中でも特につまずきの声が多く聞かれる単元の一つです。ここでの理解のつまずきが、中学以降の数学にも影響しやすいため、早めに整理しておきたい単元だと言えます。

なぜ割合でつまずきやすいかというと、「もとにする量」「比べられる量」という抽象的な関係を、割合(パーセント)・歩合・小数という3つの異なる表現の間で行き来しながら理解する必要があるためです。図や線分図を使わずに「割合=比べる量÷もとにする量」という公式だけを覚えてしまうと、文章のどちらが「もとにする量」なのかを読み取れず、応用が利かなくなってしまいます。

図を使って関係を整理する

例えば、「定価の20%引き」のような日常的な表現から式を立てられない、公式は覚えているのに文章題になると当てはめる数字を間違えてしまう、といったケースがよく見られます。こうした場合は、いきなり式を立てさせるのではなく、線分図や図表を使って「何がもとになっていて、何と何を比べているのか」を目で見て確認する練習が効果的です。

割合のつまずきは、公式の暗記量を増やすことでは解消しにくい傾向があります。言葉の意味を図で可視化しながら理解し直すことが、遠回りなようで一番の近道になります。

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3. つまずきやすい単元②「速さ・単位量あたりの大きさ」

速さの単元も、割合と並んでつまずきやすい代表的な単元です。特に単位の扱いでミスが起きやすい点に注意が必要です。

なぜつまずきやすいかというと、速さの単元では「単位量あたりの大きさ」という考え方が初めて本格的に登場するためです。「速さ=道のり÷時間」という、いわゆる「みはじ(き・は・じ)」の公式だけで乗り切ろうとすると、公式に当てはめること自体はできても、km→mや時間→分といった単位の変換でつまずき、答えの桁を間違えてしまうことが増えます。

単位をそろえてから計算する習慣

例えば、「時速」の意味自体は理解できていても、「分速に直してから比べる」問題になると、単位をそろえないまま計算を始めてしまう、というのはよくあるパターンです。同様に、単位量あたりの大きさ(人口密度や、1mあたりの重さなど)を扱う単元でも、「何のいくつ分か」を意識できずに、公式だけを当てはめて間違えてしまうケースが見られます。

速さ・単位量あたりの大きさのつまずきを防ぐには、公式を覚える前に「単位をそろえる」習慣を身につけることが有効です。表や図で整理しながら考える練習を重ねることで、少しずつ安定して解けるようになっていきます。

4. つまずきやすい単元③「分数のわり算」

高学年の算数で、最後の大きな壁になりやすいのが分数のわり算です。ここでのつまずきは、中学数学の土台にも関わってくるため注意が必要です。

なぜつまずきやすいかというと、「わり算なのに、なぜ割る数の逆数をかけるのか」という理屈を飛ばして、手順だけを覚えてしまう生徒が多いためです。理屈を理解しないまま手順だけで進めていると、しばらく時間が経って忘れてしまったときに、自力で立て直すのが難しくなります。

例えば、分数÷分数の計算そのものは正確にできるのに、文章題になると「割る数」と「割られる数」を逆にしてしまう、といったケースがあります。「1mあたりの重さを求める」ような場面で、どちらを分子にすればよいのか整理できず、機械的に逆数をかけてしまい、答えが不自然な大きさになっても気づけない、という様子もよく見られます。

分数のわり算は、手順だけでなく「なぜそうなるのか」を一度立ち止まって確認しておくことが大切です。この理解は、中学に入ってからの文字式や方程式の学習にもつながる土台になります。

あわせて読みたい:中学数学でつまずきやすい単元ワースト3!学年別の原因と乗り越え方を解説

5. 家庭でできるサポートと個別指導塾の活用法

算数のつまずきに気づいたら、今の学年の問題を繰り返し解かせるよりも、学年をさかのぼって「言葉の意味」から確認し直すことが、結果的に一番の近道になります。

なぜそう言えるかというと、高学年算数は単元同士のつながりが強く、割合が分からない原因が実は小数や分数の理解不足にある、というように、表面的な単元だけを見ていても根本的な原因にたどり着けないことが多いためです。表面的な計算練習を繰り返すだけでは、同じタイプの間違いを繰り返してしまいがちです。

例えば、「割合が苦手だから割合の問題だけをひたすら解く」のではなく、「もとにする量」という考え方まで一度戻って、学年をまたいで確認し直す、という対応が有効な場合があります。ただ、どこまでさかのぼって確認すればよいかを家庭だけで見極めるのは、負担が大きい作業でもあります。そうした場合は、個別指導塾のように、一人ひとりのつまずきの原因を丁寧に特定しながら、必要な学年まで戻って学習を進められる環境を頼るのも一つの方法です。教科ごとのつまずきという意味では、英語にも似た傾向が見られます。あわせて以下の記事も参考にしてみてください。

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算数のつまずきは、原因を丁寧に特定し、一人ひとりのペースに合わせて学年をまたいで復習できるかどうかで、その後の伸び方が変わってきます。夏休み明けで新しい単元が始まる前のこの時期は、これまでの苦手単元を整理しておくよい機会でもあります。岐阜市・各務原市エリアでお子さんの算数のつまずきが気になる方は、ぜひ一度、無料体験授業でお子さんに合った学習環境を確かめてみてください。

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