岐阜県公立高校入試の仕組みを徹底解説!内申点と当日点、選抜の流れとは

岐阜県公立高校入試の仕組みを徹底解説!内申点と当日点、選抜の流れとは

岐阜県の公立高校入試は、中学校3年間の学習・生活の記録をまとめた「調査書(内申点)」と、入試当日に実施される「学力検査(当日点)」の両方をもとに、総合的に合否が判定される仕組みです。どちらか一方だけで合否が決まるわけではありません。

なぜこのような二本立ての仕組みになっているかというと、入試当日1回のテストの出来だけでは、その生徒が3年間どのように学習に取り組んできたかを十分に測れないためです。日頃の授業態度や提出物への取り組み、定期テストの積み重ねといった「継続的な学びの姿勢」も、公立高校では合否判定の大切な材料とされています。

例えば、岐阜市・各務原市の中学校でよく見られるのが、「模試の判定は悪くないのに、内申点で伸び悩んでいる」というケースや、逆に「提出物や授業態度はしっかりしているのに、当日点になると本番で力を出し切れない」というケースです。どちらのタイプの生徒も、自分がどちらの対策により時間を割くべきかを早めに把握することで、限られた時間を効率よく使えるようになります。

このように、岐阜県の公立高校入試は「内申点」と「当日点」という2つの評価軸で成り立っています。まずはこの全体像を保護者・生徒本人が正しく理解することが、志望校対策の第一歩になります。

なお、内申点と当日点の具体的な比重や算出方法は、志望する高校・学科によって異なる場合があります。毎年、岐阜県教育委員会から入学者選抜の実施要項が公表されますので、最新の年度の情報は中学校の進路指導の先生や、学校説明会・募集要項で必ず確認するようにしてください。ここでは、保護者の方が最初に押さえておきたい大まかな仕組みについて、順番に解説していきます。

2. 内申点(調査書点)はどうやって決まるの?

内申点は、中学校で作成される調査書(いわゆる内申書)の中の、各教科の評定を中心に算出されます。学年や教科によって重み付けが異なる場合があるため、具体的な計算方法は年度ごとに岐阜県教育委員会が公表する入学者選抜の実施要項や、中学校の進路指導の先生を通じて確認するのが確実です。

なぜ「テストの点数」だけでなく「評定」が重視されるかというと、評定には定期テストの得点だけでなく、授業への取り組み方や提出物の状況、学習に対する意欲なども加味されているためです。つまり内申点は、テストの一発勝負では測りきれない「日々の学習姿勢」を映し出す指標といえます。

内申点対策で意識しておきたいこと

例えば、定期テストで思うように得点が伸び悩んでいる時期でも、授業中の発言や提出物への取り組みを丁寧に積み重ねることで、評定を大きく崩さずに乗り切れる、というケースは珍しくありません。反対に、テストの点数は悪くなくても、提出物の期限を守れなかったり授業態度に課題があったりすると、評定に影響が出てしまうこともあります。

内申点は一夜漬けでは対策できません。中1・中2の早い段階から、定期テストの得点だけでなく、授業態度や提出物といった日々の積み重ねを意識しておくことが、内申点対策の基本になります。

また、内申点は中3の1年間だけでなく、中1・中2の成績も評価の対象に含まれる場合があります。「受験は中3になってから本気を出せばいい」と考えていると、思っていたよりも早い段階から評定が積み上がっていた、ということにもなりかねません。学年が上がるタイミングで、一度お子さんの内申点の状況を親子で確認しておくことをおすすめします。

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3. 当日点(学力検査)はどんな試験?

机に向かって答案に書き込む女子学生のイラスト

当日点は、入試当日に実施される学力検査で得た得点のことです。中学3年間で学習した内容から出題されるため、出題範囲は非常に広く、直前の詰め込みだけでは対応しきれない試験といえます。

なぜ範囲が広いかというと、学力検査は「高校の授業についていける基礎学力があるか」を測ることが目的の一つだからです。中1・中2で学んだ内容が、中3の単元の土台になっていることも多く、過去の学習内容の理解が浅いままだと、中3の範囲だけを対策しても得点が伸びにくくなります。

模試を活用して当日点の見通しを立てる

例えば、中3の夏以降に模試を受け始めて初めて、中1・中2の内容の抜け・漏れに気づく生徒は少なくありません。模試は、当日点でどのくらいの得点が見込めるかを客観的に把握し、苦手分野を早めに洗い出すための重要な手がかりになります。模試の種類や選び方については、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

あわせて読みたい:岐阜全県模試?岐阜模試?岐阜新聞学力テスト? ― 中3受験生が受けるべき模試って、結局どれがいいの?

当日点対策は範囲が広い分、早めに苦手分野を把握し、計画的に復習を積み重ねていくことが得点アップの近道です。

4. 一般選抜と特色選抜、何が違うの?

岐阜県の公立高校入試では、学校や学科によって、学力検査を中心とした「一般選抜」に加えて、面接や実技、小論文などを組み合わせた「特色選抜」が実施される場合があります。志望校・志望学科によって選抜方法が異なることがあるため、事前の確認が欠かせません。

なぜこのような複数の選抜方法があるかというと、学力検査の得点だけでは測りきれない、生徒それぞれの個性や適性(専門学科への意欲、実技的な力など)を評価するためです。特に専門学科(工業科・商業科など)や、特色ある教育を行う学校では、学力検査以外の要素を重視した選抜が行われることがあります。

例えば、専門学科を志望していたにもかかわらず一般選抜の対策しかしておらず、面接や実技の準備が直前になってしまった、というのはよくある失敗のパターンです。逆に、早い段階から志望校の選抜方法を調べておけば、学力検査対策と並行して、面接練習や自己PRの準備にも計画的に取り組むことができます。

志望校・志望学科の選抜方法は学校ごとに異なることがあるため、「学力検査だけ対策すればいい」と思い込まず、早めに募集要項や学校説明会で確認しておくことが大切です。

学校説明会・募集要項の情報は早めにチェックを

特色選抜が実施される学校・学科では、面接や実技試験、小論文などで問われる内容や評価の観点があらかじめ公表されていることが多くあります。中3の秋以降にまとめて対策しようとすると、学力検査対策と時間が重なってしまい、どちらも中途半端になってしまう恐れがあります。中3の夏までに志望校を複数候補挙げておき、それぞれの選抜方法を比較しておくと、その後のスケジュールが立てやすくなります。

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5. 内申点と当日点、結局どちらを重視して対策すればいい?

内申点と当日点は、どちらか一方だけを重視するのではなく、両方をバランスよく意識しながら対策を進めることが、合格の可能性を広げる基本的な考え方です。

入試の合否は内申点と当日点を総合して判定されるため、どちらか一方が多少弱くても、もう一方でカバーできる可能性がある一方、両方が低いままだと、選べる志望校の幅そのものが狭くなってしまうリスクがあります。

例えば、中2のうちから日々の授業態度や提出物を意識して内申点の土台を作りつつ、中3からは模試や過去問を活用して当日点の対策を本格化させる、という進め方は、岐阜市・各務原市の受験生にも取り入れやすいバランスの取り方です。内申点を上げるための具体的な工夫については、以下の記事でも紹介していますので、参考にしてみてください。

あわせて読みたい:内申の上げ方を個別指導塾の先生が伝授!

内申点は日々の積み重ね、当日点は範囲の広い学習の積み重ね、という性質の違いを理解した上で、両方を並行して進めていくことが、志望校合格への着実な近道です。まずはお子さんの現状(内申点・当日点それぞれの状況)を一度整理してみることから始めてみてください。

もし「内申点と当日点、どちらから手をつけたらいいか分からない」「今の成績で志望校に届くのか不安」といったお悩みがあれば、個別指導塾のような、一人ひとりの状況に合わせて計画を立てられる環境を頼ってみるのも一つの方法です。岐阜市・各務原市エリアでお子さんの受験対策を検討されている方は、ぜひ一度、無料体験授業で学習環境を確かめてみてください。

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