中学国語の読解力が伸びない理由とは?家庭でできる対策と塾の活用法

中学国語の読解力が伸びない理由とは?家庭でできる対策と塾の活用法
「うちの子、物語文は読めるのに説明文になると急に点数が下がる」「国語だけはどう教えたらいいか分からない」――岐阜市・各務原市の保護者の方から、こうした声を耳にすることがあります。数学や英語に比べて、国語は対策の仕方がイメージしにくい教科です。この記事では、中学国語の読解力でつまずきやすい理由や学年別のポイント、家庭・塾それぞれでできる対策について、順番に解説していきます。
目次
1. なぜ中学国語の「読解力」でつまずく生徒が多いのか
中学国語の読解力不足は、多くの場合「語彙力」そのものよりも、「文章の構造を捉える力」の不足が原因になっていると考えられます。まずはこの点を押さえておくことが、対策の出発点になります。
なぜそう言えるかというと、小学校までの国語は、音読や漢字の習得、感想文といった、感覚的な読み方でも対応できる内容が中心だからです。一方で中学に入ると、説明文や論説文など、筆者の主張・根拠・具体例の関係を整理しながら読む文章が増えていきます。段落同士のつながりや、指示語が指す内容を正確に追う力が求められるようになるため、これまで感覚だけで読んできた生徒ほど、点数が伸び悩みやすくなる傾向があります。
例えば、岐阜市・各務原市の中学生でよく見られるケースとして、物語文の問題は得点できるものの、説明的文章になると設問の意図をつかめず失点してしまう、というパターンが挙げられます。登場人物の気持ちを問う設問には答えられても、「筆者が最も伝えたいことを、本文中の言葉を使って説明しなさい」といった設問になると、途端に手が止まってしまう、というのはよくある話です。
つまり国語の読解力は、生まれ持った「センス」ではなく、文章を読み解くための「型」を身につけることで、着実に伸ばしていける力だと言えます。まずはこの前提を保護者の方にも知っていただくことが、対策の第一歩になります。
2. 学年別に見る国語のつまずきポイント(中1〜中3)
国語のつまずき方は、学年によって少しずつ違いがあります。ここでは中1から中3までのよくあるパターンを整理します。
中1:文章を「読み慣れる」段階でのつまずき
結論から言うと、中1のうちは「読むこと自体への慣れ」が最大の課題です。小学校よりも文章量が増え、抽象的な語彙も一気に増加するため、これまで読書量が少なかった生徒ほど戸惑いやすくなります。理由としては、小学校では物語中心だった読書経験が、中学では説明文・伝記・随筆など多様なジャンルに広がっていくためです。例えば、教科書の説明文を読んだだけで内容を整理できず、設問の前で立ち止まってしまう、というのは中1でよく見られる様子です。中1のうちは、まず文章に触れる量を増やし、読むこと自体への抵抗感を減らしていくことが対策の中心になります。
中2:抽象度の高い説明文・論説文でのつまずき
中2になると、文章の抽象度がさらに上がり、筆者の主張と具体例を区別する力が問われるようになります。教科書の題材が社会的なテーマや科学的な内容を扱うようになり、身近な体験だけでは理解しにくい内容が増えるためです。実際、中2の生徒には、具体例の部分は理解できても、そこから筆者が何を伝えたいのかという「抽象化」の部分でつまずくケースが多く見られます。この段階では、具体と抽象を行き来しながら読む練習を積み重ねていくことが有効です。
中3:入試を意識した記述問題でのつまずき
中3では、記述式の設問に「何を」「どこまで」書けばよいか分からず、白紙のまま提出してしまう生徒が増える時期です。公立高校入試でも記述問題が一定の割合を占めており、単なる読解にとどまらず「本文の言葉を使って自分の言葉でまとめ直す」力が必要になるためです。入試全体の仕組みについては、以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
あわせて読みたい:岐阜県公立高校入試の仕組みを徹底解説!内申点と当日点、選抜の流れとは
中3のこの時期からは、記述の「型」(結論→根拠→まとめ、など)を意識した演習を重ねることが、得点力アップにつながります。学年ごとの課題を早めに把握し、その時期に合った対策を積み重ねていくことが、読解力を着実に伸ばすポイントです。
3. 家庭でできる読解力を伸ばす工夫
家庭では、特別な教材を用意しなくても、日々の会話や新聞・ニュースを使った工夫で、読解力の土台を育てていくことができます。
なぜ家庭での工夫が有効かというと、読解力は「読んだ内容を自分の言葉で説明し直す」経験を積むことで、少しずつ伸びていくと言われているためです。読みっぱなしにせず、要約させたり、感想ではなく「筆者が伝えたいこと」を尋ねたりすることで、頭の中で文章を整理する習慣が身についていきます。
例えば、夕食の時間などに新聞のコラムやニュース記事を一緒に読み、「結局このニュースで一番大事なポイントは何だったと思う?」と一言尋ねてみるだけでも、要点をつかむ練習になります。最初はうまく答えられなくても、繰り返すうちに要点を意識しながら読む習慣が身についていく、というケースは少なくありません。
つまり、特別な教材よりも「読んだことを一言でまとめさせる」という日々の小さな積み重ねが、家庭でできる読解力対策の基本になります。無理のない範囲で、少しずつ日常の中に取り入れてみてください。
4. 塾・個別指導で取り組める読解力対策
読解力に課題がある場合、個別指導塾では、生徒一人ひとりのつまずきの原因に合わせて、文章の読み方そのものを一緒に確認しながら進めていくことができます。
なぜ個別指導が読解力対策に向いているかというと、集団授業では限られた時間の中で正解・不正解の解説が中心になりがちな一方、個別指導であれば「なぜその選択肢を選んだのか」「本文のどこに注目すればよかったのか」を生徒自身の言葉で確認しながら、読み方の癖を一つずつ修正していくことができるためです。
例えば、説明文の設問で毎回似たような箇所で失点してしまう生徒の場合、「指示語が指す内容を正確に追えていない」といった共通の弱点が見つかることがあります。個別指導では、こうした弱点をピンポイントで確認しながら、本人に合ったペースで演習を重ねていくことができます。
家庭学習だけでは気づきにくい「読み方の癖」を客観的に確認できる点は、個別指導ならではの利点だと言えるでしょう。国語の読み方に不安がある場合は、一度専門の講師と一緒に、お子さんの読み方の傾向を確認してみるのも一つの方法です。
5. 高校受験を見据えた国語対策のポイント
国語は他教科に比べて成果が見えにくい教科ですが、早めに「読み方の土台」を整えておくことが、受験期の得点安定につながりやすくなります。
国語の読解力は一朝一夕では身につきにくく、直前期に慌てて対策を始めても、他教科ほど短期間での得点アップが見込みにくい教科だと言われています。一方で、中1・中2のうちから文章に慣れ、記述の型を身につけておけば、中3で本格的な過去問演習に入ったときにも取り組みやすくなります。教科ごとのつまずきという意味では、数学にも似たような傾向があります。あわせて以下の記事も参考にしてみてください。
あわせて読みたい:中学数学でつまずきやすい単元ワースト3!学年別の原因と乗り越え方を解説
岐阜県公立高校入試でも、国語には記述式の設問が一定数含まれています。日頃から本文の言葉を使って答える練習を積んでおくことは、入試本番での落ち着いた対応にもつながりやすいと考えられます。
国語の対策は「直前に詰め込む教科」ではなく「早めに土台を作っておく教科」と捉え、学年が上がる前から少しずつ取り組んでおくことをおすすめします。もし「国語の勉強のさせ方が分からない」「読解力をどう伸ばせばいいか不安」といったお悩みがあれば、個別指導塾のような、一人ひとりの読み方の癖に合わせて対策を立てられる環境を頼ってみるのも一つの方法です。岐阜市・各務原市エリアでお子さんの国語対策を検討されている方は、ぜひ一度、無料体験授業で学習環境を確かめてみてください。
