岐阜県私立高校入試の仕組み

まずは大枠を知ろう!
岐阜県の私立高校入試の仕組み

「単願受験や併願受験って?複数受験はできるの?」

「学費が心配。実際に通うにはどれくらいかかるの?」

私立高校入試については情報があまり多くなく、高校によってもそれぞれ特徴が異なるため、このような疑問を持たれる保護者の方もいらっしゃると思います。

そこでこの記事では、岐阜学区の私立高校入試のポイントをまとめつつ、気になる方も多いであろう学費のことについても触れていきます。

コータスでは毎年、通学範囲内にある各私立高校の「塾向けの高校説明会」に出向き、最新の入試状況を把握しています。この記事を読んでいただければ私立高校入試の大枠が見えてくるはずです。それでは見ていきましょう!

スケジュール

私立高校入試は以下のようなスケジュールで行われます。実際の手続き等は水色の部分のみで、1月から2月に集中しています。

単願入試と
併願入試の違い

まず、私立高校の入試には大きく分けて二つの入試方式があります。それが「単願入試」と「併願入試」です。この違いを理解しておかなければ、自分の取りたい進路を取れなくなってしまいかねません。以下の内容を参考にして、自分に合った入試方式を検討してみてください。

01単願入試

単願入試とは、「合格をしたら他校を受験せず必ず入学する」という入試方式です。特定の私立高校への進学を希望している方はこの入試方式を選ぶと良いでしょう。
各高校によって「単願入試」、「専願入試」、「推薦入試」など、呼び方や受験方式が異なる場合があるのでよく分からない場合は事前に確認しておくことをお勧めします。

単願入試の特徴は以下の3点があります。

  • 1.学校からの推薦を必要とする場合がある。推薦されれば合格する可能性が高い
  • 2.面接や小論文のみが必要な高校や、3科目(英数国)のみ筆記試験が課される高校が多く、5科目試験が必要な高校は少ない
  • 3.スポーツや課外活動で好成績を取れている場合はそれを活かせる場合がある

以上のことから、その高校に通いたいという意志がある方には単願入試を受験すると良いでしょう。念のためですが、単願入試を受けて後から「やっぱり公立高校も受けます」ということはできませんので注意してください。

02併願入試

併願入試とは、「受験する私立高校の他に公立高校も受験することが出来る」という入試方式です。公立高校への進学を希望している方はこの入試方式を選ぶ必要があります。
公立入試の仕組みについてはをこちらを参考にしてください。公立入試の仕組み

各高校によって「併願入試」、「一般入試」など、呼び方が異なる場合があるのでよく分からない場合は事前に確認しておくことをお勧めします。

併願入試の特徴は以下の点があります。

  • 1.ほとんどの高校では5科目の筆記試験が課される。
  • 2.入試日程が被らなければ複数の私立高校を受験できる場合がある。

以上のことから、併願入試を受ける方は5科目を満遍なく学習しておく必要があります。また、「第一志望の高校に合格できるか心配だからなるべく可能性を広げたい」という方は入試日程が被らない私立高校を複数受験すると良いかもしれません。

学費が軽減される仕組み

私立高校は一般的に学費が高いと思われがちだと思いますが、国や各学校の制度をうまく活用すれば、公立高校と同等かそれ以上に負担を軽くできる場合もあります。

01高等学校等就学支援金

私立高校に通う世帯の家計負担を軽減させるべく、家族構成や家計の基準を満たせば一定額を国が助成する制度です。
私立高校実質無償化リーフレット

より詳しい情報は文部科学省のページを参考にしてください。

02奨学生制度

一部の高校や学科では、学業やスポーツなどの成績が優秀であれば特別奨学生として入学できる場合があります。「奨学生」、「特待生」など高校によって呼び方は異なりますが、以下のような特典が付与される場合がある点は共通しています。

  • ・入学金の免除
  • ・授業料の全額免除
  • ・授業料の半額免除 など

受験勉強を頑張り奨学生として入学することができれば、かなりの負担が軽減されます。ただし、もし奨学生として入学できたとしても、好成績を維持できなかった場合は権利を失う場合もあるので、入学後も成績維持に努める必要があることは是非覚えておいてください。

まとめ

以上が私立高校入試の概要です。

私立高校の大まかな特徴としては単願入試と併願入試があることです。それ以外にも各高校によって独自の仕組みや例外的な枠組みもあるので、学校の先生や塾の先生、それから受験を検討している私立高校の窓口に問い合わせるなどして、事前に情報収集をしておく必要があります。

これらのことを踏まえ、コータスでは過去の実績等を集約し、よりリアルな入試の仕組みについて3者懇談や個別相談会を実施しています。その中で、より詳しい入試内容や各高校の偏差値、合格ラインや受験勉強の仕方などをお伝えしています。

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