岐阜学区の公立高校普通科における大学合格実績推移

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岐阜学区の公立高校普通科における大学合格実績推移

「岐阜5校と各西は学力が高いのは知ってるけど、大学合格実績はどうなの?」

「それぞれの高校の学力レベルって実際どんな感じなの?」

こんなことを思ったことがある中学生や保護者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな疑問に答えるべく、岐阜学区の公立普通科高校における大学合格実績について、過去数年間のデータを基にその傾向を分析しました。この記事では、岐阜学区に属する8校の実績に焦点を当てるとともに、医学部進学や学校間の比較、入試方式の違いにも言及していきます。

この記事を読むと、以下のようなことが分かります。

  • ・各高校別の合格実績と学力レベル
  • ・学力が拮抗している高校の現状と、今後の見通し
  • ・高校ごとの特色
  • ・近年学力が伸びている高校とその原因

それでは詳しく見ていきましょう!

※ページ内に出ているデータは各高校のHPで公表されたものに基づいています。慎重に数値を算出してはおりますが、もし誤りを発見された場合はご指摘ください。

【用語の説明】
国公立・・・国立大学、および公立大学
早慶上理・・・早稲田大学、慶応大学、上智大学、東京理科大学を指す。関東地方の最難関私立大学群。
MARCH・・・明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学を指す。関東地方の、早慶上理に次ぐ難関私立大学群
関関同立・・・関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学を指す。関西地方の最難関私立大学群。
南山・・・南山大学を指す。東海地方の最難関私立大学。

各高校の合格実績の推移

まずはこちらの表をご覧ください。この表は過去9年間における各高校の大学合格実績を示しています。

それでは高校別に分析していきましょう!

01岐阜高校

県内随一の進学校である岐阜高校は、毎年安定して高い合格実績を誇っています。2023年には国公立大学合格者数が224名とピークに達しましたが、直近の2025年には197名とやや減少。しかし、それでも有名私立大学や国公立医学部医学科の合格者を多数輩出するなど、全国有数の大学合格実績を維持しています。最難関と言われる東京大学や京都大学への合格者も毎年多数出ています。

02岐阜北高校

岐阜北高校は岐阜高校に次ぐ実力校で、特に近年、国公立大学の合格者数の伸びが著しいです。2022年には200名だった国公立合格者数が、2025年には249名まで増加しており、岐阜高校を上回る年も見られます。また、難関私立大学については東海地区で有力な南山大学や近畿地方で有力な関関同立の合格者を、毎年多数出しています。

03加納高校

芸術系の教育でも知られる加納高校ですが、普通科の実績としては、2023年に国公立大学合格者数が151名と大きく伸びました。2025年は131名とやや減少したものの、毎年安定的に100名以上を輩出しており、確かな学力を有する高校といえます。難関私立大学についても、地元の南山大学や、少し足を延ばした関関同立にも多数合格者を出しています。

04長良高校

長良高校は2022年以降、毎年120名前後の国公立大学合格者を輩出しており、2025年には126名に達しました。国公立の合格者数を見ると、以前は100名を切る年もあったことから、近年急速に実績を伸ばしていることが分かります。有名私立大学の合格者数も、地元、関西を中心に大きく伸びてきています。特に2024年の実績を見ると、岐山高校を超えるほどの実績が出ています。

05岐山高校

岐山高校も長良高校と並ぶ実力校です。国公立の合格者数では、2023年に111名に達した後、2025年には104名となりましたが、依然として地域上位に位置しています。長良高校との比較では、国公立合格者では長良高校に軍配が上がっていますが、有名私立大学の合格者数では岐山高校の方が上回っている年も多く、両校の実力は拮抗していると言えます。

06各務原西高校

各務原西高校は2022年には40名だった国公立合格者数が、2025年には62名と着実に増加しました。爆発的な伸びではないですが、ここ3年はその数をキープしています。 2025年の有名私立大学合格者数では、南山、関関同立共に2桁出ており、各務原市内トップの大学進学実績を誇ります。

07羽島北高校

羽島北高校は、国公立大学合格者数において2025年に6名と、2024年の2名から増加していることは注目に値します。国公立大学進学に向けた指導を強化している様子がうかがえます。また、この表には表れていませんが、東海地区の有力な中堅私立大学への合格者を多数出しています。

08各務原高校

各務原高校も羽島北高校と似た傾向を示しており、2025年は2名が国公立大学に合格。国公立、有名私立大学進学数は少ないですが、羽島北高校同様、地元中堅私立大学への進学指導に強みがあるといえます。

医学部医学科への進学について

データ中には医学部医学科進学者数の明記は一部しかないものの、通常この8校においては、岐阜高校・岐阜北高校の中から、医学部医学科への合格者が比較的多く出ていると推定されます。特に岐阜高校は例年、20名以上の国公立医学部医学科合格者を輩出しています。岐阜北高校も同様に、国公立医学部医学科合格者が出ていることが確認できますので、医学部医学科を目指している中学生は、岐阜高校や岐阜北高校を目指すといいかもしれません。

長良高校と岐山高校の比較

長良高校と岐山高校はどちらも岐阜市内の有力校であり、進学実績もよく似ています。過去の推移を見ると、ここ数年は長良高校の国公立合格者数の方が多く出ています。有名私立大学については岐山高校の方が多数合格している年が多いです。そのため、まだどちらの高校の方が高い実績を持っている、とはいいにくい状況ではあります。
しかし、2024年においては国公立大学・有名私立大学ともに、長良高校の方が岐山高校を上回る実績を示しています。長良高校では数年前に使用教科書を見直し、一気にトップレベルの内容へと切り替えました。そのため、今後もこのような傾向がさらに強まっていく可能性は十分にあると言えるでしょう。
このように両校はライバル関係にあり、今後の教育方針や進学支援体制によってさらなる成果の違いが表れる可能性があります。これまで数十年にわたり、岐山高校は長良高校よりも入学時の学力が高く、大学合格実績でも上回ってきました。しかし、近年ではその状況が逆転する可能性が高まっており、今後も継続して注目していく必要がありそうです。

羽島北高校と各務原高校はその他の高校と入試方式が異なる

羽島北高校および各務原高校は、他の進学校と比べて推薦入試を活用した大学合格者が比較的多く、学力を伸ばして一般入試で大学に合格する生徒は多くはないものと推測されます。
このような高校では、受験学力よりも高校3年間の定期テストで着実に得点を重ね、評定平均を高めていくことが重要です。

おわりに

岐阜県内の公立高校における大学進学実績は、学校間で明確な傾向が表れており、特に岐阜高校と岐阜北高校はその双璧をなす存在です。一方で、中堅校にも着実な成果が見られ、地域全体としての学力水準の高さがうかがえます。
最近では傾向の変化が見られるため、今後も動向を注視していく必要があります。是非この分析結果を、ご自身の高校・大学受験に活かしてみてくださいね!

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