【岐阜県公立高校入試】内申書の「欠席数」項目の廃止を決定

本日6月25日に岐阜新聞にて発表された内容について、以下要約をしております。
岐阜県公立入試について、これからの子どもたちがより受験しやすい環境が整えられています。
ご参考までに共有させていただきます。

【参考】
岐阜新聞ニュース:https://news.line.me/detail/oa-gifushimbun/2y2x0zqihhx5?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

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岐阜県教育委員会は2025年度からの公立高校入試において、各高校に提出する調査書(内申書)の「欠席の記録」を廃止することを、24日に関係者への取材で明らかにしました。この措置は、不登校生徒の負担を軽減し、欠席が多くても志望校の選択肢を狭めないようにするためのものです。調査書に出欠の記録を含めないのは中部地方では初めてで、岐阜の入試制度において大きな転換点となります。

文部科学省の調査によりますと、岐阜県内の小中学校で30日以上欠席した不登校の児童生徒は2022年度で5,255人に達し、7年連続で過去最多を更新しています。新型コロナウイルスの影響で学校行事や部活動が中止・縮小されるなど、生活様式の変化も不登校の要因を複雑化させています。

岐阜県内の公立高校入試は主に学力検査と調査書の評定で合否を判定しており、2024年度入試までの調査書作成要領には、欠席日数と主な欠席理由を書く欄がありました。これらは点数化されず、直接的な合否には影響しないものの、参考要素として存在していました。

県教委は、不登校の児童生徒を取り巻く現状を踏まえ、調査書に出欠の記録欄があることで子どもたちが「学校に行かなければならない」と感じ、精神的な重圧を受けることを懸念しています。入試で出欠を問わないことで、将来への不安を和らげる狙いがあります。

文部科学省によりますと、2023年度入試時点で、東京都、神奈川県、大阪府、奈良県、広島県がすでに「出欠の記録」を廃止しており、全国的に簡素化の流れが進んでいます。

さらに、岐阜県教委は「総合的な学習の時間の記録」についても、他の項目に比べて小さく、合否に大きく影響しないとして、2025年度入試から廃止することを決めました。

 

参考文献:岐阜新聞より